註:此処で触れる全ての内容は、当サイト管理人独自の解釈です。
その為、大分いい加減で曖昧です。間違っている場合も多々あると思いますのでご了承下さい。
エルフ語
クウェンヤ(Quenya:上のエルフ語[High-elven/High-elvish])
西の果てヴァリノール(至福の地アマン)での公用語。クウェンヤは、「言葉」の意。
上古の時代に中つ国での使用を禁止され、一部の上のエルフしか覚えていない。
共通エルダール語、と呼ばれる初期の言語から、ヴァリノールに達したエルフ(上のエルフ:カラクウェンディ[Calaquendi])の間で発展した言語。
元々、クウェンヤは全てのエルフ(話す者:クウェンディ[Quendi])が使う言語であったが、至福の国に渡らず、中つ国に残ったエルフは言語が変化し、シンダール語を使うようになった。その為、クウェンヤは、至福の国に渡ったエルフ(ノルドール、ヴァンヤール)の言葉となった。
後、アマンより帰還したノルドールによって、中つ国に再びもたらされる。しかし、ノルドールもシンダール語を使う様になり、また、シンゴルが同族殺害を犯したノルドールを忌避してクウェンヤの使用を禁止した為、中つ国においてクウェンヤは殆ど使われなかった。但し、ノルドールが儀礼等においてクウェンヤを使用する事はある。
『指輪物語』では、旅の仲間出立時にガラドリエルが歌ったのが、クウェンヤの歌である。
シンダール語(Sindarin:灰色エルフ語[Grey-elven tongue])
中つ国の灰色エルフ族の言葉。これら中つ国の言語には、サラティ、テングワール、キアス等と云う文字が用いられる。
エルフ語の一つ、シンダール(灰色エルフ:エゼル[Edhel])の言葉。中つ国に残ったエルフの言語は、アマンに渡ったエルフの言葉(クウェンヤ)とは分かれ、この言葉を用いた。
シンダール語は、人間の言語にも強い影響を及ぼしており、ゴンドールでもシンダール語の固有名詞が多く使われている。ロスローリエンではシンダール語が使われていたが、森のエルフ(Woodland Elf:シルヴァン・エルフ[Silvan Elf])が多い関係で訛りがあり、一部単語はシルヴァン語から取り込まれていた。