神の左アイコン エルフ語解説 悪魔の右アイコン

アルダのエルフ達が用いる言語について

J・R・R・トールキンが作品『指輪物語』に用いた人工言語で、
基本構造の多くは古ケルト語他各種西洋の言語に準ずる。
物語の舞台となるアルダ(中つ国他)世界でエルフ達が用いる言語。

国士無双エレメンタルプレーン

註:此処で触れる全ての内容は、当サイト管理人独自の解釈です。
その為、大分いい加減で曖昧です。間違っている場合も多々あると思いますのでご了承下さい。

エルフ語 エルフ語

クウェンヤ(Quenya:上のエルフ語[High-elven/High-elvish])

 西の果てヴァリノール(至福の地アマン)での公用語。クウェンヤは、「言葉」の意。
 上古の時代に中つ国での使用を禁止され、一部の上のエルフしか覚えていない。
 共通エルダール語、と呼ばれる初期の言語から、ヴァリノールに達したエルフ(上のエルフ:カラクウェンディ[Calaquendi])の間で発展した言語。
 元々、クウェンヤは全てのエルフ(話す者:クウェンディ[Quendi])が使う言語であったが、至福の国に渡らず、中つ国に残ったエルフは言語が変化し、シンダール語を使うようになった。その為、クウェンヤは、至福の国に渡ったエルフ(ノルドール、ヴァンヤール)の言葉となった。
 後、アマンより帰還したノルドールによって、中つ国に再びもたらされる。しかし、ノルドールもシンダール語を使う様になり、また、シンゴルが同族殺害を犯したノルドールを忌避してクウェンヤの使用を禁止した為、中つ国においてクウェンヤは殆ど使われなかった。但し、ノルドールが儀礼等においてクウェンヤを使用する事はある。
 『指輪物語』では、旅の仲間出立時にガラドリエルが歌ったのが、クウェンヤの歌である。

シンダール語(Sindarin:灰色エルフ語[Grey-elven tongue])

 中つ国の灰色エルフ族の言葉。これら中つ国の言語には、サラティ、テングワール、キアス等と云う文字が用いられる。
 エルフ語の一つ、シンダール(灰色エルフ:エゼル[Edhel])の言葉。中つ国に残ったエルフの言語は、アマンに渡ったエルフの言葉(クウェンヤ)とは分かれ、この言葉を用いた。
 シンダール語は、人間の言語にも強い影響を及ぼしており、ゴンドールでもシンダール語の固有名詞が多く使われている。ロスローリエンではシンダール語が使われていたが、森のエルフ(Woodland Elf:シルヴァン・エルフ[Silvan Elf])が多い関係で訛りがあり、一部単語はシルヴァン語から取り込まれていた。